トップアスリート向け義足板バネ「KATANAΣ」(カタナシグマ)完成

トップアスリート向け義足板バネ「KATANAΣ」(カタナシグマ)完成

弊社とミズノ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長 水野明人)は、板バネの先端中央部分に孔をあけた形状のスポーツ用義足板バネ「KATANAΣ」(カタナシグマ)を共同で開発しました。今回製作したカーボン製板バネは、スパイクピンがある接地部分から上部にかけて空気孔を設けることで、空気抵抗を約31%軽減しています。※1
質量も同等のタイプに比べ15%軽量に、振りやすさを表す慣性モーメントは、従来品に比べ約10%小さく設計することが出来ました。※2

研究・開発体制としては、今仙技術研究所とミズノの共同開発関係に加え、多くの選手や、陸上用義足を手掛けられている鉄道弘済会 義肢装具サポートセンターによるモニターテストやアドバイスを製品に反映しています。

このカーボン製板バネは陸上競技の短距離と走り幅跳びのトップ選手を対象に開発したもので、2021年4月30日より今仙技術研究所から全国の義肢装具製作所を通じて販売を開始する予定です。


※1空気孔を設けないものとの比較。ミズノ調べ、風洞実験装置による。
 風速18.2m/s、義足を振り出す速度が最大となる板バネの位置関係(板バネが垂直より30°前傾した姿勢)で計測。
※2従来品との比較。ミズノ調べ、慣性モーメント測定器による。
 地面から460mm板バネ取り付け面から前方へ80mmの位置を膝の回転軸とした設定で計測。


専用製品サイトはこちら
https://www.imasengiken.co.jp/product/lapoc/katanasigma.html

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