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多リンク式安全膝
M0780 Swan
M0786 Swan100

製品ロゴマーク

活動度・体重制限

活動度・体重制限表
活動度 体重制限
2〜3 75kg(Swan)
125kg(Swan100)

もっと優しく、安全に、優雅でなめらかな歩行を実現しました。

製品特長

適応

M786 Swan100

Swanには、体重制限75kgのM0780 Swanと、体重制限125kgのM0786 Swan100があります。基本的な機能はどちらも同じです。


2014年3月 M0786 Swan100の体重制限が125kg対応になりました


5節リンク

立脚相前半の膝折れ防止(動的安定機構)
Swanが完全伸展位で踵に荷重すると、Swanのリンクはバウンシングバンパで衝撃を吸収しながら変位(軽度屈曲)します。その際、前後の縦リンクが平行に近づき、膝継手の瞬間回転中心が股関節の上後方に瞬時に移動して、立脚相前半の膝折れを完全に防止します。
立脚相中期でSwanのリンク変位はゆっくり回復して基本の4節リンクに戻り、膝屈曲が可能となります。
バウンシング機構
立脚相前半でSwanのリンクが弾力的に変位(軽度屈曲・4度以内)することにより、体重心の上下動を減少させ、同時に立脚相で身体が床から受ける衝撃を吸収し、前進運動をよりスムーズにします。結果として、歩行によるエネルギー消費を減らし、正常歩行に近い滑らかな歩容(double knee action)が得られます。
バウンスの期間・感度および量は、Swanの傾きおよびバウンシングバンパの圧縮量により、体重や活動度に合わせて調節できます。

M0780 Swan 動作図


油圧シリンダ

軽快な油圧抵抗
油圧シリンダ部分油圧膝は空圧膝に比べて「膝の振りが重い」といわれていましたが、このSwanでは、低〜中活動者が楽に歩行できるように油圧抵抗を設定しました。
プレ・スイングでは屈曲抵抗が小さくなるように設定されているため、空圧膝のような軽い振り出しのフィーリングが得られます。一方、遊脚相前半(加速期)には、歩行速度に応じた抵抗がプログレッシブに発生し、スムーズに膝がついてきます
歩調追随性
小型で調節が容易な油圧シリンダは、流体特性によりケーデンス105程度までのはや歩きに対応できます。抵抗を軽くした「ゆっくり歩き」から強い抵抗が必要な「はや歩き」まで幅広く対応できます。

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コンセプト

開発者のコメント

使用者の義足歩行で発生する膝継手への負荷ベクトルを分析し、動的安定が得られるよう5節リンクを配置しました。冗長リンクは安全性と快適性という両立が難しい条件をみたしています。機能がもたらした「安全快適で疲れない歩行」が「優雅」とも訴えるよう意匠をこらし、従来、見落とされていた坐位でのコスメージスも念頭に置きました。ノーマライゼーションには、使用者が義足を隠そうとしないことも含まれます。それを意識してデザインしました。


デザインのポイント

  1. 前方のS字形状リンクは膝を屈曲させたときに、ソケットとの干渉を防ぎます。下方を絞り込み脛骨部をスマートにしました。
  2. 油圧シリンダを包む後方リンクは妥協せず、アルミ合金一体切削品とし、軽量・高強度を実現しました。
  3. 衣服や指を挟まないように、伸展ストッパを内部に設置。全方位に丸みのある造形でやさしい機械感を出しました。

ユーザビリティ

使用者が意識しなくても、動的安定機構(リンクジオメトリによる膝折れ防止)とバウンシングにより安心して、安全に・楽に・美しく歩くことができる5節リンク機構を実現しました。従来の、ハンディキャップを「隠す義足」とは一線を画し「見せる義足」へと意匠をこらし、使用者および周囲の者の心の面へも働きかけたいと思います。

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製品仕様

M0780・M0786 製品仕様一覧表
モジュール番号 M0780 M0786
製品名 Swan Swan100
活動度 2〜3
体重制限 75 kg 125 kg
重量 670 g 935 g
全長 194 mm 198 mm
全幅 63 mm 76 mm
材質 アルミ合金 アルミ合金・ステンレス
遊脚相制御装置 油圧シリンダ
立脚相制御装置 バウンシング機構
最大屈曲角度 150°
組付け寸法 組み付け寸法図

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その他

「2003年度グッドデザイン賞」受賞

株式会社今仙技術研究所は、LAPOCシステム義足多リンク式安全膝「M0780 Swan」が、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する2003年度グッドデザイン賞を受賞しました。義肢パーツのグッドデザイン賞受賞は、当社SL義足が1997年に業界で初めて受賞して依頼、2度目になります。
「グッドデザイン賞」は、1975年に通商産業省によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(Gマーク制度)」の後継事業として1998年より(財)日本産業デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞事業」として新たにスタートした、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。(財)日本産業デザイン振興会では「グッドデザイン」を「良いデザイン」を生み出す社会的なインフラストラクチュアと位置付け、そこから育まれる「良いデザイン」をもって「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」を開拓し、新しい時代の文化と生活を具体的に築き上げていく活動であるとしています。


愛称の由来

LAPOC製品では、M0770 BASSについで2つ目の愛称を持つ膝継手です。LAPOC関係者による社内公募で決まりました。投票結果が2位候補以下に大差をつける圧倒的な支持を得た理由を考えると、単に形からくるイメージだけではなく、湖に浮かんだ白鳥の優雅ですべるように移動するイメージが、この製品への願いとして皆の念頭にあったからだと思います。発売当初こそ、このネーミングに抵抗を持つお客様もいらっしゃいましたが、今では皆様口を揃えて、この膝継手をモジュール番号では呼ばず、Swanという愛称で呼んでいただいています。 またSwanは、正式なロゴマークを持った、LAPOCで初の製品になりました。ロゴデザインには遊び心を加えて、「S」に文字通りスワン(白鳥)をあしらってみました。
M0786 Swan100では、より耐久性を増した頑強さをイメージするために、ブラック・スワンをデザインしています。

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